PYJ2022特別企画

2022年3月5日

アゴラ「学際領域から期待される薬理学のこれから」

趣旨:2022年に開催される年会/部会に共通する背景、そして同じ年に年会が2回開催されるという特別な年「薬理学の年」であることを特徴として、薬理学の特別な1年である2022年開催の3月の95回年会、12月の96回年会に、特に年会に近く演題や参加者の集めにくい春部会(関東&近畿)の連携を強化するべく、ここに改めて「日本における薬理学イヤー2022」:Pharmacology Year of Japan 2022 (PYJ2022)”として、盛り上げて行くことが提案されました。それを受けて、第95回年会では、キックオフ・シンポジウムを「アゴラ」という形式で開催することを企画しました。
第95回年会では、学会テーマを「イノベーション・コモンズとしての薬理学、その知の創成と継承」としております。21世紀に入り、薬物の概念の多様化により、遺伝子治療やモノクローナル抗体などのバイオ医薬品、iPS細胞に代表される再生医学が導入される一方で、従来の合成化学物質も種々の分子標的医薬品が開発されてきております。これらのイノベーションは、生化学、生理学、分子細胞生物学、免疫学、腫瘍学、病理学など様々な周辺の関連分野が、将に薬理学のフィールドを「共創の場」即ち「イノベーション・コモンズ」として、協調的に創成してきたものであります。従って学際領域からの意見を元に、今一度薬理学としてのアイデンティティーは何なのかを考える良い機会ではないかと思われ、「アゴラ」として薬理学の将来への展望を多方面からの意見・見解を交えて討論し、今後継続的に発展させて行くことを期待する次第です。

趣旨:2022年に開催される年会/部会に共通する背景、そして同じ年に年会が2回開催されるという特別な年「薬理学の年」であることを特徴として、薬理学の特別な1年である2022年開催の3月の95回年会、12月の96回年会に、特に年会に近く演題や参加者の集めにくい春部会(関東&近畿)の連携を強化するべく、ここに改めて「日本における薬理学イヤー2022」:Pharmacology Year of Japan 2022 (PYJ2022)”として、盛り上げて行くことが提案されました。それを受けて、第95回年会では、キックオフ・シンポジウムを「アゴラ」という形式で開催することを企画しました。

発起人
宮田篤郎(第95回日本薬理学会年会・年会長)
安西尚彦(第96回日本薬理学会年会・年会長)
式次第

日時:2022年3月9日(水)午後2時半より午後4時まで
場所:福岡国際会議場G会場(ハイブリッド方式)

初めに,それぞれの学際領域の立場から、10分以内で薬理学会に対するご意見を伺う
1)医学領域から(飯野正光 先生)
2)生理学領域から(赤羽悟美 先生)
3)薬学領域から(香月博志 先生)
4)毒性学領域から(熊谷嘉人 先生)
5)看護学領域から(柳田俊彦 先生)
6)臨床薬理学領域から(下田和孝 先生)
総合討論(聴衆を含めての参加者全員によるフリーディスカッション)(30分程度)
まとめ

※アゴラとは古代ギリシア都市国家の中心街にある広場,市場のことで、市民はここで政治,学芸を語りあう集会をした。日薬理誌の「アゴラ」には毎号学会員からの意見が掲載されているが、今回リアルな意見交換の場として企画した

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