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    <article_id>SP-1</article_id>
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      <title_ja>健口が健康寿命を延ばす訳</title_ja> 
      <title_en></title_en> 
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    <author>
      <author_ja>〇天野 敦雄</author_ja>
      <author_en><u> </u></author_en>
    </author>
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      <aff_ja>大阪大学歯学研究科</aff_ja>
      <aff_en></aff_en>
    </aff>
  <abstract>我々の体は食べた物で出来ています。何でもおいしく食べられる健口は、健康な体を守るためにとても重要であるエビデンスが集積されています。<br/>
日本人の歯は年齢と共に少なくなっていきます。大規模疫学調査の結果、歯の喪失数とフレイル、要介護度、死亡との間には明らかな関連が示されています。さらに、歯周病は全身の炎症性疾患との関連が報告されており、糖尿病、認知症、高血圧症、心臓病、などとも相関があります。<br/>
「口は災いの元」は事実だったのです。この20年で明らかになった健口と全身の健康との関係をお話しさせて頂きます。この事実を知れば、今日から健口対策を始めたくなります！
</abstract> </article>
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    <article_id>SP-2</article_id>
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      <title_ja>温度感受性TRPチャネル研究の最前線</title_ja> 
      <title_en></title_en> 
    </title>
    <author>
      <author_ja>〇富永 真琴</author_ja>
      <author_en><u> </u></author_en>
    </author>
    <aff>
      <aff_ja>名古屋市立大学 なごや先端研究開発センター 温度生物学研究室</aff_ja>
      <aff_en></aff_en>
    </aff>
  <abstract>TRP(transient receptor potential)チャネルは，1989年にショウジョウバエの眼の光受容器変異体の原因物質として同定された。その後，1997 年に最初の温度感受性TRPチャネルとしてカプサイシン受容体TRPV1の遺伝子がクローニングされた。この発見に対してアメリカ カリフォルニア大学サンフランシスコ校のDavid Julius教授に2021年のノーベル生理学医学賞が授与された。ヒトでは6つのサブファミリーに27のTRPチャネルがあり，そのうち11（TRPV1, TRPV2, TRPV3, TRPV4, TRPM2, TRPM3, TRPM4, TRPM5, TRPM8, TRPC5, TRPA1）は温度変化を感知して活性化することから，温度感受性TRPチャネルと呼ばれている。これらの温度感受性TRPチャネルは、温度刺激に加えて機械刺激や化学物質刺激等でも活性化してさまざまな細胞応答に関わっている。温度感受性TRPチャネルの大きな特徴の一つは，TRPV1に対するカプサイシンやTRPM8に対するメントールに代表されるように，植物由来の成分で活性化されることである。度感受性TRPチャネルは，感覚神経以外のダイナミックな温度変化に暴露されない身体の深部にも多く発現しており，体温近傍の小さな温度変化で活性が大きく変化することが知られている。温度感受性TRPチャネルはすべて、原子分解能での構造が主に低温電子顕微鏡を用いた単粒子解析法で明らかになっているが、温度による開口メカニズムは未だ不明である。温度感受性TRPチャネルはさまざまな生理機能に関わっていることから，創薬の標的となる。特に，TRPV1阻害剤は新しい鎮痛薬となることから，世界中で開発が行われたが，未だ上市されていない。十分な効果が得られるものがないこと，発熱等の副作用があることが原因とされている。また，TRPV1は体温制御にも関わっていると考えられているが，その詳細なメカニズムは明らかになっていない。TRPV1阻害剤の全身投与が難しいのであれば，局所投与が望まれる。これに関して，最近，日本の製薬会社がdry eyeでの眼の不快感に対するTRPV1阻害薬の製造販売承認申請を行ったことがプレスリリースされた。今後の進展が楽しみである。今回の講演では，皮膚ケラチノサイトに発現して温かい温度で活性化するTRPV3, TRPV4についてもお話したい。</abstract> </article></section>